MAシリーズ

M25LP 油仕様 超精密ワイヤ放電加工機

1972年、西部電機は世界で初めて「CNCワイヤ放電加工機」の開発に成功しました。
  その後、高生産性・高精密M-Aシリーズと、更に静的機械精度を向上したMMAシリーズ、SuperMMAシリーズをリリースしました。
  そして2013年、今までの伝統と経験を活かした待望の油加工液仕様ワイヤ放電加工機M25LPが誕生しました。
水仕様と比べて超硬金型の高精度・高品質加工に威力を発揮するため、今後の需要増が見込まれるハイブリッド車のモーターコア金型やΦ0.05ワイヤによる微細加工で狭ピッチコネクタやLED部品等の分野に対し能力を発揮します。

1972 CNCワイヤ放電加工機世界で初めて開発成功

特長

X-Y同一ストローク、ロの字型絶縁テーブル

モーターコア金型を意識したX-Y同一ストロークを採用し、高剛性なロの字型テーブルにより安定した加工精度を実現しました。
また、セラミックによる絶縁で極間の浮遊容量を極限まで低減し、仕上げ加工時の微細エネルギーを安定化させます。

新型仕上げ電源SF-7搭載

油加工液専用に新型仕上げ電源SF-7を開発。最良面粗さ0.2μmRzを実現しました(超硬合金)。

安定したピッチ加工精度

伝統技術「きさげ」による徹底した機械作りが±1μmのピッチ精度を安定して実現させます。

自動供給装置(AWF)

Φ0.05ワイヤの結線は、高確率を実現。

仕様

M25LP

工作物最大寸法 W×D×H 270x270x100mm
工作物最大質量 150kg
各軸移動量 X×Y×Z 250x250x200mm
使用ワイヤ電極径 φ0.05〜φ0.20mm(OP:φ0.05)
自動ワイヤ供給装置 AWF-4 標準装備
U-V軸移動量 U×V ±35x±35mm
最大テーパ角度 ±10°/板厚100mm
外形寸法 W×D×H 1,770x2,040x2,018mm
質量 3,100kg