MBシリーズ｜放電機械｜西部電機精密機械事業

MAシリーズ

MBシリーズ　精密ワイヤ放電加工機

1972年、世界で初めてCNCワイヤ放電加工機が西部電機から誕生しました。
1本の電極線が、金属を微細に、滑らかに、思いのままに加工していく・・・
その精度の高さは、私たちが変わることなく守り続けてきた伝統の技へのこだわりがあるからだと自負しています。
これからもCNCワイヤ放電加工機の先駆者として継承すべき技術を大切にしながら、革新技術を取り入れる、その繊細さと大胆さをいかして、さらなる極みを追求します。

1972 CNCワイヤ放電加工機世界で初めて開発成功

特長

高速・高精密ワイヤ放電加工機M-Aシリーズ

理想のノンストップオペレーション

アニール電流を流し、熱を加えて引っ張る動作（アニール＆ドライ）を繰り返し行う事で断線点での自動結線を確実に実現します。（日・米・欧特許取得済み）最高の自動結線装置でノンストップオペレーションをサポートし、稼働率を確実に向上させます。

使う人視点からの操作性向上

加工中やメンテナンス上において必要な情報は、どの画面上でも常に確認する事が出来、無駄な画面移動を省きました。また、断線やコーナ部のダレを補正する際の難しい加工条件の調整は、加工条件を直接調整するのでは無く、スライダーバーで簡単に調整する事が出来、使う人視点からの簡単なオペレーションを実現しています。

簡易スタートホール加工（SHM）

ワンタッチで脱着できる穴あけ装置「穴あけ太郎」が全シリーズに取付可能です。スタートホールのトラブルやタップ折れ除去など、多岐にわたってお役に立ちます。

ELコーティング(Electrode Coating)

超硬合金の腐食による、金型の寿命低下を防ぐために、加工表面にコーティングを行います。
バインダであるコバルトの脱落を約70%抑制し、金型の寿命を従来よりも向上させました。

コア・ステッチ(CORESTITCH)（特許登録済）

新機能コアステッチは、任意の場所で中子(Core)を溶着することが出来るため、中子の切り落とし加工を行う必要がありません。溶着された中子は、軽い衝撃を与えるだけで処理する事が出来、切り落とし工程にかかる時間の大幅な短縮（97%削減）を実現しました。この機能は、業界初であり、ワイヤ放電加工機の効率化を激変させる画期的なものとなります。

どこでも監視！自動メール機能

機械の稼動状況は携帯電話のEメール受信を使い、「進捗状況」「アラーム発生」「加工完了」など様々な状態をリモート管理できます。

仕様

M35B

工作物最大寸法　W×D×H	600×550×220mm
工作物最大質量	350kg
各軸移動量　X×Y×Z	350×250×230mm
使用ワイヤ電極径	φ0.07～φ0.3mm　φ0.20mmが標準
自動ワイヤ供給装置	AWF-4 標準装備
U-V軸移動量　U×V	±60x±60mm
最大テーパ角度	±10°/板厚220mm(±45°/板厚40mm : オプション)
外形寸法　W×D×H	1,370×1,785×1,975mm
質量	2,900kg

M50B

工作物最大寸法　W×D×H	800×650×300mm
工作物最大質量	800kg
各軸移動量　X×Y×Z	500×350×310mm
使用ワイヤ電極径	φ0.07～φ0.3mm　φ0.20mmが標準
自動ワイヤ供給装置	AWF-4 標準装備
U-V軸移動量　U×V	±60x±60mm
最大テーパ角度	±10°/板厚300mm(±45°/板厚40mm : オプション)
外形寸法　W×D×H	1,680×1,915×2,055mm
質量	3,400kg

M75B

工作物最大寸法　W×D×H	900×700×250*(300)mm
工作物最大質量	1,000kg
各軸移動量　X×Y×Z	750×500×310mm
使用ワイヤ電極径	φ0.07～0.3mm φ0.2mmが標準
自動ワイヤ供給装置	AWF-4 標準装備
U-V軸移動量　U×V	±60x±60mm
最大テーパ角度	±10°/板厚300mm(±45°/板厚40mm : オプション)
外形寸法　W×D×H	2,280×2,200×2,155mm
質量	5,100kg